”BLACK BEAUTY”な日々
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Boogie
吉田氏の加入が決まった事で、以前作った曲は全てボツとした。 そして新たなコンセプトの下、バンドを転がしていこうと津田沼のファミレスにてミーティングを行った。 やはりバンドのコンセプトは重要である。これを明確にする話し合いというのも新規バンドならではの楽しみである。
3人の目指すバンドサウンドは以下のようになった。
石川:80年代のニューロマンティック(デュランデュラン、ABC、スパンダーバレー、カジャグーグーなど)に90年代初期の渋谷系(フリッパーズ、カジヒデキ、ピチカート)のテイストをブレンドした方向
大橋:90年代初頭のハウス(プライマル、ストーンローゼズ等)にミスチル的なメロディを乗せたサウンド
吉田:モトリーの猥雑さにポイズンのポップさ、シンデレラのブルージーさにボーイのキャッチーさを融合させたサウンド。メタリカのヘビーなテイストも取り入れたいが俺のボーカルを考慮してあえて取り入れないとの事
個人的にはブルース寄りのロックはスリルフリークスでやり尽くした感が強いので、以前とは全く異なるサウンドを出してみたかった。 しかも今時、ニューロマなんてやってるバンドはそういないと思う。 そんな今だからこそ、ニューロマ+渋谷系が自然と浮かんできたのだ。
問題は大橋氏の嗜好である。彼の欲するサウンドを実現するにはドラムとPCの同期が必要となる。ハウス独特の4つ打ちビートをPCで鳴らしながら、吉田氏の生ドラムが重なる形となる。
吉田氏がそのスタイルに抵抗を感じるのではないか、と思われたのだが、意外な事に「全く問題ない」との事。但し、弦楽器に関しての吉田氏の要望を我々が飲めるのであれば、という留保つきのOKだった。
吉田氏の要望とは「ジャクソン製のギターを弾いて欲しい」というものだった。さらに大橋氏からは最低でも5つ以上の音色を使って欲しいことから、俺にマルチエフェクターを使って欲しいとの要望も出た。
これには俺も驚いた。愛器BLACK BEAUTYをこのバンドでは弾けなくなってしまうからだ。その上マルチエフェクター。説明書を読破するのに1週間はかかりそうなシロモノだ。
ただ吉田氏大橋氏が言うように「何か新しい事を始めるには、古いものを葬らなければならない時もある」という説得に俺はついにOKした。
この日記を書き終えたら、ジャクソンのHPを見てみようと思う。 あと、マルチエフェクターか。。ふう。。
・・・というのは全て冗談です。レスポールを弾き、ワウとブースターでマーシャルです。つい調子に乗ってしまいました。信じた方、まさかいるとは思いませんが、もしいたら『ごめんなさい。もうしません』
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