うっすらと額に汗をにじませながら、 おじさんたちと雑談。 今日何杯目かわからないコーヒーを、 胃の奥に押し込む。
ひと足早い送別会シーズン突入で、 ここんとこ休肝日の入れようがない。 今夜くらいはバッティングセンターで、 にわか運動でもすべきか。 モルト1杯分で、6、7ゲームくらいできそうだし。
しばらくは、無理してまで彼女に会うのはよそう。 また、ひとしきり泣かせてしまった。 私はといえば、 とめどなく、頬をぽろぽろと滑り落ちる涙が、 じぶんのものではないように思えて、動揺した。 彼女への思いはあまりにもまっすぐすぎて、 球速を加速度的に上げて、 とうとう私の脳神経までぶつ切りにしたか。
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