無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2005年10月22日(土) いそがし日記4/DVD『香港国際警察 NEW POLICE STORY』。

 父の入院はひと足先にブログ日記の方に書いていたので、お読みになった方の何人かから、激励の優しい言葉をいただきました。謹んでお礼を申し上げます。

 『ウルトラマンマックス』第17話「氷の美女」(宇宙古代怪獣エラーガ登場)。
三池監督の後を受けたのでは、どうしても見方が厳しくなってしまうのだが、気になる点はありつつもまあまあの水準作は仕上げて来ている。
 30分番組なんだから、「どうしてニーナは氷の中に閉じ込められていたのか」とか「なんでコバ隊員はひと目見ただけで得体の知れないニーナにそこまで惚れたか」とか「怪獣一匹で世界が破壊しつくせるのか」とか「人間が失敗作って、殺戮してるお前の方がよっぽど性格破綻者じゃないのかニーナ」とか「ニーナがどうしてコバ隊員には自分を撃てないと思ったのか、そんなことまで彼のDNAを見れば分かるのか」とか「マックスであるカイトに『人間は失敗作じゃない』と言わせるなんてずるくないか」とか、そこまで突っ込まなくてもいいと思う(笑)。
 一目惚れってことだってあるし、人間はやっぱり失敗作かなって人間である自分だって思うし、氷の中に何万年もいたのだって、30分では語りきれない何か深いわけがあったのだろう(笑)。多少、説明不足のところがあったって、説明過多でつまんなくなるよりはマシである。語んなきゃいけない部分以外の省略の仕方はまあまあ悪くはなかったと思う。
 エラーガの活動を止める手段が定番過ぎるのにはもうちょっと工夫がほしかったかなとは思うけれども、これも間違ってるわけではない。でも、ニーナの発見者がどうして彼女に「ニーナ」と名づけたのかは本筋に関係ないけど気にはなるね。細かい点では、そのニーナが面と向かってニーナと呼ばれたり、自称したり、というシーンがなかったのはよかった。
 ニーナ役の上良早紀(かみりょう・さき)のクール・ビューティーぶりはなかなかのもの。


 昨日からしげを叱ってばかりいる。
 いつものことで家事をサボってばかりいることは遠因としてあるが、腹が立つのは、父の見舞いに行くのに、「天神は車を停めにくいから」とかほざいて、往復を面倒くさがっていることである。おかげで父からも「無理して来んでいいぞ」と言われるし、姉も「お父さんの着替えは私が持っていくから」とか、気遣われてしまっている。見舞い客が病人の方に気遣われてどうするか。
 天神の交通状態が悪いのはそりゃ分かる。だったら、バスと地下鉄を乗り継いで行けばいいのである。そう言われても出渋るのだから、ただ単にワガママを言っているだけだ。ワガママを言っていい時とまずい時のTPOが未だに分からないというのはどういうわけかねえ。
 父の手が自炊しにくい状況になっているのは事実なのである。父は「レトルト買えばいいんだから」と言うが、糖尿病のことを考えれば、ちゃんとした食事を作った方がいいに決まっている。モヤシと鶏肉を茹でただけの晩飯を半年も続けるような今の手抜き料理じゃ困るので、「何か別のもの買って、練習しとけよ」と言ったのに、今日もまた同じ食材で同じ料理を作ってきたのだ。
 「どうして注意したこと無視するんだよ」と叱ったら、「言われたことと、料理のことと、繋がってない」と答えるのだ。つまり、私に言われたことは理解しているのだが、いざ買い物をして、料理を作ろうとすると、たとえ直前にインプットされた情報であっても、それは忘れ去られてしまって、今までと同じ料理を機械的に作り続けることになってしまうと言うのである。しげには、こういう、「時計を見ようと思って時計を出したら、時計を出したという行為が終了して安心したので時計を見ないまま仕舞ってしまう」というクセが頻繁に、それこそ毎日何十回も起こるのだが、しげの通院している神経科の先生は、しげのこういう病状を理解しているのだろうか。

 今日はしげ一人が父を見舞い、下着などを取り替えに行く。
 父から「HCUから一般病棟に移るぞ」との連絡あり。回復に向かっていると判断してもいいのかも。


 DVD『香港国際警察 NEW POLICE STORY』。
 初回限定生産で、DVD二枚組みの特典仕様。ジャッキー・チェンの最高傑作との呼び声も高い本作で、50の坂を越えてもなおアクション映画を撮り続けるジャッキーの真摯な姿勢を見ていると、こりゃ通常版は買えないというのがファンとしての心意気だろう。
 でもメイキングを見ていたら、さすがのジャッキーも「もう年だよ」と呟いて、共演のニコラス・ツェーから「それを言っちゃ……」と言われてしまう一幕もあった。最近は「韓流の悪口を言った」とかデマも流されてしまったジャッキーであるが、インタビューでも答えていた通り、ハリウッドで10本以上の映画に出演することを契約し、もちろん『香港国際警察』シリーズの続行や他の企画、日本との合作などの計画もあるジャッキーには、韓流がどうのこうのなんて、そんな小さなことに拘ってるヒマはないのである。
 実は本編の映画を劇場に見に行った時には、糖尿がひどくなってた時期で頻尿で、途中、二分ほどトイレに行ってて見てないシーンがあったのだが、なんと警察本部内での爆弾騒ぎの真っ只中、チャン警部(ジャッキー)が、恋人のホーイー(チャーリー・ヤン)に愛を語るところを見逃していた。ああっ、くそ、こんないいシーンの時に俺の膀胱、我慢できなかったのか。今まで私のこの映画の評価は80点くらいだったのだが、このシーンを見たら90点くらいにアップした。これこそジャッキー映画、エンタテインメントの王道だよねえ。

2002年10月22日(火) 愛の賛歌(^o^)/『金色のガッシュ』7巻(雷句誠)/『焼きたて!! ジャぱん』4巻(橋口たかし)/『眠狂四郎』5巻(柳川喜弘)
2001年10月22日(月) 野だいこ敬語/『源氏物語』第壱巻「桐壷」(江川達也)ほか
2000年10月22日(日) 時代劇なのにカップルが多いとは珍しい/映画『五条霊戦記』ほか



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