やるきまんまんの日記
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2007年11月04日(日) 今週の見通し・為替 円相場、振れやすく


 今週の円相場は振れやすい展開になりそうだ。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を背景にドルが売られやすい地合いが続いているが、円を積極的に買い進める材料にも乏しいため、方向感も定まりにくい展開が予想される。日米欧の金融政策に対する思惑や株価の動向などにも敏感になりそうだ。市場参加者の予想は1ドル=113―117円台に集まっている。

 米連邦準備理事会(FRB)は先月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の引き下げを決定した。声明では「景気拡大のペースが減速する可能性がある」と指摘する一方、原油高によるインフレも懸念している。金融政策の先行きを見極めにくく、ドルを買いにくいという市場参加者が多い。8日のバーナンキFRB議長の議会証言に注目が集まりそうだ。

 日欧でも金融政策を占う材料が相次ぐ。日銀の福井俊彦総裁が、5日に大阪で記者会見する。8日には欧州中央銀行(ECB)が理事会を開く。日欧とも利上げを探る姿勢は崩していないが、先行きの不透明感が強まっている。


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