やるきまんまんの日記
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2007年11月18日(日) |
今週の見通し・為替 円、109円突破が焦点に |
円相場は高値圏で推移するとの見方が優勢だ。米金融市場の混乱が続き、ドル離れが続くと考える市場参加者が多い。昨年5月に付けた1ドル=108円97銭の高値を試す展開になるとの声も聞かれる。市場予想の中心は108―111円に集まっている。
円は前週、1年半ぶりに110円を突破した。円高に振れたのは主に米国側の事情による。短期金融市場では資金需給が逼迫(ひっぱく)し、米金融機関は信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連で巨額の損失を計上している。引き続き金融市場や金融機関の動向でドル売りの流れが決まりそうだ。当面は109円を突破するかどうかが焦点だ。
米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測も強い。10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が20日、公表される。物価と成長、FRBがどちらを重視しているかを判断する上で注目されている。
米実体経済にも関心が集まっている。住宅市場の調整がどこまで進んだか、20日発表の10月の住宅着工件数などの住宅指標で見極めようとの向きも多い。
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