やるきまんまんの日記
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2008年01月13日(日) 今週の見通し・円、高値圏で推移

 円相場は高値圏で推移するとの見方が優勢だ。金融市場や米経済の先行き悪化懸念を背景に、ドルは売られやすい展開となっている。市場参加者の予想は1ドル=107―111円台に集まっている。
 焦点は本格化する米金融機関の2007年度の決算発表だ。シティグループやメリルリンチなど、金融市場の混乱で多額の損失を計上した金融機関の決算が相次ぐ。すでに損失計上を発表した銀行も多いが、追加損失が明らかになれば金融市場の信用収縮に対する懸念がいっそう強まり、ドルは売られやすくなる。
 米景気の減速懸念も強まっている。前週、米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は米景気の下振れリスクを強調した。米景気指標が相次ぐなか、12月の消費者物価指数への関心が高まっている。景気後退と物価上昇が同時進行するスタグフレーションとなればドル安につながるとの見方がある。
 円高の次の節目は昨年11月に付けた107円22銭。市場では上値として意識されているが、抜ければ円高が加速すると指摘する声が多い。


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