やるきまんまんの日記
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2008年02月03日(日) |
今週の見通し・為替 円、G7にらみ神経質な展開に |
今週の円相場は米経済の減速懸念から円高・ドル安圧力を引きずるなか、週末に東京で開く7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に向けて次第に方向感を欠く展開になりそうだ。欧州中央銀行(ECB)理事会や欧州銀行決算など、欧州の金融情勢が為替相場の波乱要因になる可能性もある。市場では1ドル=104―108円台で推移すると予想する声が多い。 前週末発表の1月の米雇用統計が大幅に悪化する一方、製造業の景況感指数には改善がみられ、米景気に対する市場参加者の見方が交錯する場面があった。ただ根底では米景気の先行き不透明感があるため、ドルが反転上昇する地合いにはなっていない。 G7では市場混乱や世界経済の先行きにどのようなメッセージが打ち出されるかが焦点だ。市場の安定につながる声明が発信されればドルが買い戻され、円高に歯止めがかかる可能性もある。会合前にはこうした思惑から円買い・ドル売りの持ち高を巻き戻す動きが出やすいとの指摘もある。 ECBは金利据え置き予想が大勢だが、英国は利下げするとの予想がある。
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