やるきまんまんの日記
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2008年02月17日(日) 今週の見通し・為替 円相場、上値の重い展開

 今週の円相場は上値が重くなるとの予想が多い。世界的に株価がやや落ち着いて推移するなど、金融市場が安定に向かうとの見方が出ている。低金利の円を売って外貨を買う動きが出やすくなりそうだ。ただ、円の安値圏では輸出企業の為替予約(先物の円買い・ドル売り)も入りやすい。一方向の円安の進行には歯止めがかかり、売買が交錯する場面もありそうだ。市場参加者の予想は1ドル=106―109円台が中心。
 先週14日には、米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が議会で証言し、2008年の経済成長見通しを下方修正することを明らかにした。市場では米景気の先行き不透明感は根強い。米国で21日に発表されるフィラデルフィア連銀の景況感指数など、米景気指標に注目が集まっている。
 米金融保証会社(モノライン)の経営悪化などを材料に相場は振れやすくなっている。今週は引き続き欧州の金融機関の決算発表が相次ぐ。予想よりも業績が悪化すれば、株価の下落を受けたリスク回避目的の円買いが出て、一時的に円高が進む可能性もある。


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