やるきまんまんの日記
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2008年03月09日(日) 今週の見通し・為替 円相場、100円試す展開も

 今週の円相場は円高・ドル安が進行するとの見方が多い。前週末発表の2月の米雇用統計は大幅に悪化。海外市場でドル売りが加速し、一時約8年2カ月ぶりの円高・ドル安水準となる1ドル=101円台に上昇した。米国では景気悪化に加え、金融機関の破綻懸念が出るなど信用不安もくすぶっている。市場参加者の予想は1ドル=100―104円台に集まっている。
 市場の焦点は引き続き米景気の動向。今週発表される米経済指標に注目が集まる。13日には2月の米小売売上高が発表される。消費の低迷が一段と鮮明になると、米景気の不透明感がさらに強まってドルが売られるだろう。
 14日発表の2月の米消費者物価指数(CPI)も注目だ。前月は市場予想を上回る伸び率だった。2月も高い伸びとなると、物価高と景気後退が同時に進むスタグフレーション懸念が強まり、ドル売り材料になる可能性がある。
 来週18日には米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。市場では米国の金融政策を巡って思惑も出やすくなりそうだ。


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