2010年11月10日(水) |
小さすぎて覚えていないこと |
21歳の時、父と大喧嘩して家を出て行くことになった時 (このことについてはそのうち書くことになるでしょう)
母から渡された1冊のノート。 前の方は母の手料理のレシピが沢山書き写してあり 一番後ろには小さかった私との思い出が3ページに渡り 細かい字でびっしりと書かれていた。
その中にあった、自分では覚えていないこと。
「あなたが2歳の時。 いつも折り紙のきれいな色を おねえちゃんが先にとってしまうのが気になっていて 瑛ちゃん(私のこと)に『先に好きな色をとっていいよ』と 言った時のこと。 一束の折り紙の中から瑛ちゃんは 黒と茶色とグレー等を選び、 赤やピンクやオレンジや空色を みんな『これ、Sちゃん(姉)の・・・』と言って おねえちゃんの方に押しやったのです。
(中略)たった2歳で、華やかなきれいな色を 自分には所属しないものと判断してしまっている・・・ 折り紙の束を、いつも2人に一束ずつ与えていれば あんな風にはならなかったはずだし 今現在のあなた自身の人生の色合いに対する認識も 変わっていたのかもしれない・・・
(中略)もし、私の責任だとしたら、救われない気持ちです」
いや、まさかとは思う。違うな、思いたい。
わからない。
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