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奇跡的
「ああいう旦那さんを探しなさいね」 本日職場の人に言われたひとこと。
私は販売職です。年齢層高めの女性顧客が多い店なのですが、今日は一組御夫婦連れでの御来店があり、奥さんの買い物に文句も言わずに財布は出すという御主人を見ての言葉でした。(その人は彼氏の存在を知りません。)お財布は別として、まさにそういう旦那になれるであろう人だったのです。好みがここまで似ている人(それも異性で)がいるとは思わなかったという程だったので、人と一緒の買い物が苦手な私が気にならずに一緒に歩ける数少ない一人でした。今月、色々自棄買いをしましたが、その最中も「一緒にいたらどんなに楽しかっただろう」「この服は絶対好きだろうな」と、彼と一緒に買い物をしているかの様な気分でした。
そもそも初対面でマニアックな話に花が咲き、好きな音楽も(ポピュラーなものからかなりマイナーなものまで)かなりの確率でかぶっていて、本を読むことが大好きなうえにこれまた一般的嗜好でないのに好きなジャンルも共通で、服やインテリアの好みにいたるまで、とてもとても近かったのです。他の人とではデートでこんなところに行くとは考えられないよねという所にもよく行きました。食べ物の好みすら似ていました。笑いのつぼも合っていました。なにより美意識というものが同じだったと思います。
私も煩悩の多い人間ですから、将来の事を考えた時に今後だれかと付き合ったり結婚することがあるのだろうかと、ふと頭によぎることもあります。あるかもしれませんし、ないかもしれません。あったとしても、彼ほど好みのあう人はいないでしょうし、彼ほど私を愛してくれる人もいないでしょう。その愛情を今は疑ってしまう瞬間があることも確かですが、出会って3年目になっても「前よりもっと好き」なんて言ってくれる人がほかにいるとは思えません。なにもかも、比べてしまうでしょうね。
誰よりも一緒にいて楽しい人が誰よりも私を好きでいてくれたのです。こんなに幸せなことがほんの一瞬でもこんな私の人生にあっただけでも、幸せすぎたのかもしれません。
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