遠雷

bluelotus【MAIL

一年と2ヶ月ちょっと分
2005年09月09日(金)

髪を少し揃えました。
もう半年以上鋏をいれないままに伸ばしていました。
前回切ったときに、こんなに長くなっている自分というものが想像つかなかったくらいに、長くなっています。

当てつけのように伸ばしてはみたけれど、今のわたしを見てHはわたしとわかってくれるでしょうか。
ふと怖くなりました。
こんなに違ってしまったわたしと。
顔つきも、だいぶ変わっていると思います。
老けたなぁと言われるかもしれません。

短い髪が好きなHへの当てつけでもあり、Hが髪を伸ばしていたのを代わりに継続するつもりでもありました。
理由なんてどちらでもいいのですけれど、髪を伸ばすと言う行為は非常にメランコリックな自己満足的な、わかりやすい行動だとも思います。
でも、あのころはすべて何かに理由を付けたかったし、何かをしていないとやっていられなかったのです。

Hのかわりにというならば、少しはHのためになるでしょうか。
ずっと短いままだったから、長いのが苦手で、いつも伸ばしては切ってしまっていた長さも突破しました。
こんなことでもなかったら、やはり我慢できずに切ってしまっていただろうに、それでもまだ伸ばしていられます。

なぜなら、髪を伸ばしたいちばんの理由は、ほんとうはもっと恥ずかしい理由だから。
Hのことを知っていた部分の髪を、少しでも残しておきたかったから。



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