| Ｂｌｕｅ ｔｅａｒｓ...小雪 |
重き荷。 - 2008年08月13日(水)
‘何につけ 絶望的観測をするのが癖です’
そして？
底無し沼へ身も心も落ちて行くような絶望感で一杯になり
苦しくて
辛くて
耐えられなくて 全てが無に思えて
家で一人ぼっちで
どうしていいか分からなくて 分からなくて
薬を飲みました
逝くつもりは無かった？と思うけど
もし逝ってしまったらと
身辺整理まで出来る余裕など無かったけど
とりあえず、分かりやすい場所へ生命保険の書類を置き
散らかり放題の部屋も台所も衣類も
せめて と、わずかながら目に見える部分のみ
可能な限り片ずけて
そして 眠ろうって 眠ってしまおうって
出来たら このまま静かに永い眠りにって
そして 夫へ 薬は飲まないって約束破ってゴメンって短いメールして
ベッドへ倒れ込むように横たわって
それでも頭ん中 色々な思いがグルグル交差して全然眠れなくて
また薬飲んで
もし
もし夫や家族が聞きつけ 心配して来てくれて意識失くしてたら？
そのまま病院行って胃洗浄受け そのまま入院だろうかなんて事も考え
ボストンバッグに歯ブラシやらタオル、パジャマなど
最低限のもの突っ込んで
壊れてるのに そんなことだけは妙に冷静に準備してる自分がとても滑稽で
でも そこまでしたら やっと意識朦朧として来て
意識の薄れてく感覚 体から力が抜けるのを感じながら
ああ やっと眠れるんだっ…て。
なのにそんな期待もたった束の間
結局 こうしてたった４時間で覚醒してただただ酷い頭痛抱えながらこうしてる
なんでよ？
朦朧としながら 台所に散らばったままの薬のシートの穴数えたら
睡眠薬３０錠
安定剤１０錠 計４０錠 飲んでいた
飲んでる間はほとんど無意識で
ただ 経験上それったけで 逝ける量だとは思って無かったけど
まさかこんなにあっけなく覚醒するなんて酷い
なんでよ？
ただ 少しだけでも長い眠りにつきたかっただけなのに
それさえも許されず
神様は私に「寝るな、逃げるな！」と言ってるようです。
もしも、と、用意したボストンバッグや書類まで準備したりして
とんだ 骨折り損のくたびれもうけ
何やってるんだか。アタシ。
ただ、先週持ち上がった入院の話は今週様子見って事で持ち越してるけど
夫も仕事で忙しいのに、こんなことやらかして
もう面倒見切れない と。
この一件で夫の不安とイライラは一気に高まったのは確か。
来週、入院が現実化するかも
‘１００のうちの９９まで譲ったなら 何が残る？’
心の病魔と傷に この心９９譲ったら
奪われたら 残り１％？
一体 アタシは何を望むだろうか
‘希望’って言葉は私には重いし 眩しすぎるな
もし持てるしたら ‘祈り‘？
友達が元気でありますように
両親が健康でいられますように
子供達が迷いながらも 自分の進むべき道を見つけ歩いていけますように
私が病と上手に付き合って生きることを諦めないように
普通じゃない私にとっては こんなありきたりな事が
‘祈り’ であり ‘願い’
守りたいものがあるのに 逃げたいと思う心は消えず
下ろしたい荷は重過ぎて 逃げる道ばかりおろおろと探してる臆病者です
‘足もとの石くれをよけるのが精一杯
道を選ぶ余裕もなく
自分を選ぶ余裕もなく
目にしみる汗の粒をぬぐうのが精一杯
風を聴く余裕もなく
人を聴く余裕もなく
まだ空は見えないか まだ星は見えないか
ふり仰ぎ ふり仰ぎ そのつど転けながら
重き荷を負いて 坂道を登りゆく者ひとつ
重き荷も坂も 他人には何ひとつ見えやしない
まだ空は見えないか まだ星は見えないか
ふり仰ぎ ふり仰ぎ そのつど転けながら
這い上がれ這い上がれと 自分を呼びながら 呼びながら’
BY nakajima miyuki
小雪
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