絵梨の日記
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少し体調がすぐれなくて、ここのところ寝込んでいた。 昼間は無理して外出するが、夜はばてていて。 なかなか、日記にこれなかった。反省。。
今日はおだやかな曇りで、陽射しも緩かった。 でも、動くとそこそこ汗ばむ。風があったので、気になるほどではなかったが。
昨日は 中沢けいの『楽隊のうさぎ』を買って、半分ほど読んで見る。 すらすらよめて、ときどきくすりと笑う仕掛けあり、ふうんとうなる 仕掛けあり、涙あり。 涙はおおげさなものではなく、ほんの少しほろり、とするほど。 こうしたさりげない、青春系の小説は、ほとんど書いてこなかっただけに、 魅力的だ。 今は少しずつ読んで、栄養になるものを溜めている感じがする。
普段書くときは、読んでいてなんとはなしに書く作業に移り、のってくると周りが見えなくなるけど、 でも、このなんでもない積み重ねがたいせつなのだな、と思う。日々と、その積み重ねだけでは見えてこないものの、読書は教えてくれる。 ちいさな日々の楽しみ方や、ひととの付き合い方、距離のとり方、青春の振り返り方、つづり方。もろもろ。
本を読んでいて、飽きないなあ、と思う。本は欠かせない。 恋愛をするときにだって、本は欠かせない。バリエやストックになるし、話題にもなる。なにより、自分以外のひとをしるチャンスにもなる。 そして、くれぐれも、生身の人間は本よりもっと怪奇であることを、知っておかねばならない。 それでも、本が好きだ。そして、自分のバイブルが自分の書いた小説になったら、こんな嬉しいことはないなあ、と思うこの頃・・・
とりとめなくて、申し訳ないながらも、またあした。 絵梨
絵梨
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