絵梨の日記
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2009年06月05日(金) 読書から得るもの

少し体調がすぐれなくて、ここのところ寝込んでいた。
昼間は無理して外出するが、夜はばてていて。
なかなか、日記にこれなかった。反省。。

今日はおだやかな曇りで、陽射しも緩かった。
でも、動くとそこそこ汗ばむ。風があったので、気になるほどではなかったが。

昨日は 中沢けいの『楽隊のうさぎ』を買って、半分ほど読んで見る。
すらすらよめて、ときどきくすりと笑う仕掛けあり、ふうんとうなる
仕掛けあり、涙あり。
涙はおおげさなものではなく、ほんの少しほろり、とするほど。
こうしたさりげない、青春系の小説は、ほとんど書いてこなかっただけに、
魅力的だ。
今は少しずつ読んで、栄養になるものを溜めている感じがする。

普段書くときは、読んでいてなんとはなしに書く作業に移り、のってくると周りが見えなくなるけど、
でも、このなんでもない積み重ねがたいせつなのだな、と思う。日々と、その積み重ねだけでは見えてこないものの、読書は教えてくれる。
ちいさな日々の楽しみ方や、ひととの付き合い方、距離のとり方、青春の振り返り方、つづり方。もろもろ。

本を読んでいて、飽きないなあ、と思う。本は欠かせない。
恋愛をするときにだって、本は欠かせない。バリエやストックになるし、話題にもなる。なにより、自分以外のひとをしるチャンスにもなる。
そして、くれぐれも、生身の人間は本よりもっと怪奇であることを、知っておかねばならない。
それでも、本が好きだ。そして、自分のバイブルが自分の書いた小説になったら、こんな嬉しいことはないなあ、と思うこの頃・・・

とりとめなくて、申し訳ないながらも、またあした。 絵梨


絵梨

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