2012年05月28日(月) |
白花への手紙(仮)106B |
「ごめんね。見苦しいところをお見せしちゃって」 場所はいつもと知れた施療院の応接室。今回は先生自らがお茶を入れてくれた。 「何か用があったのではないのかい?」 カップを差し出しながら、先生が相手の顔をじっと見る。見つめられた相手の方は、ああ、うう、とうめきながらカップの中身を口にした。 テオドール・シャルデニー。シャルデニー家の者でれっきとした騎士様だ。端正な顔で紅茶を口にする姿は年頃の女の人なら簡単の息をつきそう。
「家に帰ってくるつもりはないのか」 それはとても真剣な眼差しで。提案をされた整体師のお兄さんの方は目を丸くしていた。
過去日記
2010年05月28日(金) 委員長のゆううつ。その2−3 2008年05月28日(水) HNバトンです 2007年05月28日(月) 「EVER GREEN」11−14UP 2006年05月28日(日) いい台詞と恥ずかしい台詞って紙一重だよね 2004年05月28日(金) 「EVER GREEN」6−1UP
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