このごろようやく雪がふらなくなってきました。 しかし、この時期になると雪の変わりに雨が降ります。 これがまた馬乗り中には・・・ うざったい(怒) 気温は低いのに雨に降られ体が冷えてたまりません。 これならまだ雪のほうがましです。 今回のテーマ 「勘違いの結果 パート1」 前回の日記で書いたように、4月から新人が数人入社してきました。 その新人のなかで、かなりの逸材がいました。 今回の日記はその新人のお話をしていきます。 牧場の仕事は新入社員と言っても、馬の仕事をまったくしたことがない人と他の牧場で働いていた経験者に分かれます。 今回うちの牧場にはまったく馬に触ったことがない人間は二人ほど、それ以外の人は経験者ということになるのですが、その時問題になってくるのが新人さん達のウデ! ようするに騎乗の技術です。 前の牧場でどの程度の期間乗っていたのか、どのくらいのレベルの馬に乗っていたのか、そこが問題なのです。 そんななかで、今回の新入社員でかなりの技術をもっている人が入ってくる、と情報がありました。 私 「今回の新人の中にかなり乗れる人がいるんだって?」 牧場夫A 「なんかかなりうまいらしいよ」 「へ〜 そんなにうまいんだ〜」 「なんか面接の時にひっかかる馬でも、暴れる馬でも何でも乗れるって言ってたらしいよ」 「へ〜 すごいね〜」 そんな話で牧場は新人が入社するまで噂で持ちきりでした。 そんな中、噂の新人が4月の頭にやってきました。 その人は年齢が20代の後半、前務めていた牧場はかなりの有名牧場ときています。 しかも・・・ アメリカに修行にも行っ ていたらしい これは乗れる人がきた。 牧場のみんなはかなりの期待を持ちました。 私 「はじめまして〜 カロと言います」 新人 「はじめまして〜」 「聞きましたよ〜 アメリカに行っていたらしいですね すごいですね〜」 「まぁね、アメリカに比べたら日本は甘いよね」 「はぁ〜 そうですか〜」 なんかこの人やけに上からの目線で話してきます。 「ここの牧場の人は馬に乗るときにもっとハミを掛けないとだめだよね」 「はぁ〜〜」 この人かなりうまいのか、牧場のダメだしをガンガンしてきます。 「しかも、馬に乗っているとき鐙の長さがながいよね〜」 「はぁ〜〜〜」 この人の第一印象・・・ こいつやな感じじゃね? そんな感触を受けつつも仕事での付き合いですから、うまくやっていこうとみんながんばっていたようです。 パート2に続く
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