一つの小さい命を拾いました。 とても小さくはかなくみえるその命は、 それでも精一杯生きているのだと 私に教えてくれた。 愛くるしいその姿に一目惚れをして 抱え揚げた時、すでに愛着は生れていた。 本当に可愛くて綺麗で。生れたての命は 何て美しいのだろうと改めて感じた。 どれほど小さく見えても、 そこに確かに存在している。 生きているのだと必死に訴えてくる。 助けられ愛され守られるのが当然に思える その姿。それは生あるもの全てのありのままの 姿だと思った。全ての命はそうあるべきだと。 愛される為守られる為幸せになるために命は あるのだと思う。 決して虐げられる事なく苛められる事もなく 差別や区別もなく。 全ての命は等しく平等に愛を持って、幸せに その命を終える為に生れてくるのだと、 私はその小さな命を抱えてもう一度思った。 きっときっとそうであって欲しいと、 今心から願います。
|