木陰で遊ぶぞ〜!



2004年04月21日(水)

白竜ドリを走り書きしてみる。3


 友達に。
「なんのために携帯持ってんの?」
 と呆れ半分で言われた時。
「絵日記で小説書くため」
 と答えました。
 まぁ、そもそも言われた時に、ちまちま打ってたからなんですが。
 そんなわけで。
 朝の混み合った電車の中や、帰りの電車の中で、携帯で打ちました。
 パソで書き写しながらちょっと付け足して。
 れっつご〜。








 悟空たちがやっと起きていた。早速何やらふざけ合っているのは元気なことだ。猿と豚と河……あ、違うか。
「おはよう」
 喉から出る声は、元々出せる低めの声が出しやすくなっただけで声域は変わっていない。小さな喉仏はおまけらしい。
「おう、おはよう」
「おはよう、早いなぁ」
「おはよう瑞(すい)」
 男の姿に星蘭という名前は似合わない。だから「瑞(すい)」と呼んでもらっている。命名は観音菩薩。
「お師匠さま、ただいま戻りました」
「お帰りなさい。では朝食にしましょう」
 身分はもちろん三蔵の弟子。なのだが、これは肩書きだけであって実際には星蘭は無宗教のままだ。許してくれた観音菩薩と三蔵に感謝している。
 星蘭は、一人だけ言葉を交わしていない相手を見る。三蔵が起きる前から起きていたのか、本当についさっき起きたのかはわからない。立ち上がって草をはんでいる。
 星蘭が帰って来た時にちらと見た気はした。それだけ。おはようの一言もない。
「……白竜」
 近づいて呼びかけた。白竜はやはり星蘭を一瞬だけ見て無視する。
 あれ以来。
 ここに来た日。
 初めて会い、思いを告げたあの時以来。
 白竜は、星蘭に対して何も言わない。
 観音菩薩が決めてしまったことだからと、邪険にはしないが関わりを持とうともしない。
 こういう奴だから気にするなと皆は言う。星蘭にも充分想像のついたことだから大きく傷つきはしない。
 少し、寂しくはあるけれど。
 ――自分でも呆れるほどに、その一瞬の眼差しが嬉しい。
 夢ではないのだ。これほど間近に、白竜がいる。
 手を伸ばして触れられる距離に。いい感情は持ってもらえていないだろうけれど、この距離を許してくれるだけで。
 後悔しそうになる心が霞んでしまう。
「おはよう」
 返事はない。
 白い耳がぴくりと動いたのも一瞬。
 悟空が言ったら、あぁとだけでも答えるのだろうか。








 ……もう続かないかな。
 書きたくなったら書く……かも……?(汗)
 未定。

   


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