オトナの恋愛考
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あまりにも自然に当たり前のように9月の第3週末にひろと過ごした。 あまりにも日常的だったのでうっかり日記にアップするのを忘れた。
だから覚書程度に。
いつもの時刻にひろは新幹線でやってきて いつものように駅の駐車場で待つ私の車に乗り込んで 「おはようございます。今日はどちらへいらっしゃいますか」などと ふざけながらお互いに微笑みあって。 「ではひろさま、今日の昼食は川魚の美味しいお店にご案内いたします。 その後はきまったコースではなくお客様のお好きな自由プランですので ワタクシはどこへでもお供いたします」と旅行会社の添乗員になりきって言った。
これは先月からのひろがお気に入りの旅行者と添乗員に扮しての お遊びごっこの会話なのだ。
にこにこしながら嬉しそうにひろは 「いつもお世話になります、それではお風呂に入ってゆっくり寛げるコースでお願いします」 と、答えて自分でハンドルを握った。
お昼は私が前もって探して決めておいた 天城の奥にある川魚料理のお店。駅から小一時間程度だった。
ひろはわさび定食(彼はわさびをそのまま食べてしまうくらいに好物) 私はあまごの漬け丼定食、それに追加であまごの塩焼き。 代わる代わる仲良くシェアしながら美味しく頂いて それからお風呂にゆっくり浸かってのんびり寛げる場所へ。 5時間ほど滞在して中2時間は戦争映画を鑑賞していたのだから なんだかおかしなデートタイムだったが それはそれで楽しかったのだから良いとしよう。
あまり日常的にならないように。 それが当たり前になったら失うのが辛くなる。
あくまでも非日常の関係でいないと悲しくなる。 次からはもう少し特別感を出して丁寧に過ごそう。
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