言葉的遊戯
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2007年09月30日(日) 雨の中でのレース・・・

OYCカップっていう所属マリーナのヨットレースの予定だったんだけど、朝から雨、雨、雨。
いつもなら「やめとく?」ですませるんだけど、停泊しているフリートのレースだし、
まあ、一応対面ってのもあるでしょ?ってことで、「とりあえずいこうか・・・」と。

艇長会議があったので、僕だけ早く到着しなくちゃいけなくて、7時過ぎに家を出る。
新御堂走っても、名神走っても、ウインドゥには好き放題の雨粒。
「こんなんでマジでみんなレースにくるの?」って思いつつ。
雨がやみそうになかったら、状況見てやめようかってことにしていたんだけど、とりあえず現地までいってみないとね。
で、8時30分前にマリーナに到着。まあ、まだまだしっかりと雨が降ってます。
でも、雨が降ると必ずといっていいくらいに風は弱まるはずなんだけど、微妙に風だけは残ってます。これに期待できればなってところ。
艇長会議に行ってみると、エントリー30艇で2艇を除き、みなさん参加とのこと。いや〜、ヨットマンの底力?(馬鹿力?)を見せられたような気分。
エントリーして、会議でレース要項確認して。今日はソーセージコース2周を3レースですって・・・。






↑「マジですか?」って感じですよ!
のびすけを調子に乗らせてしまう危険な投票ボタン


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かなりハードやん!って思いつつ、会議を終えたその足でヨットに向かい、とりあえず準備。
もうこんだけ出場するんやったらいかんとだめでしょう!ってことでね。

それにあわせるかのように、うおっち、ぶうやん、ふくちゃん、ゆっこと登場。「いきますか・・・」と苦笑いのみんな。
僕は完全武装でレインスーツを着込んで。雨が降りしきってるし、何より寒いし。風邪引いてしまったらもともこもないんでね。
湖面に出て、レース予定位置までエンジンで走らせている間も「いまやったら?」なんて冗談を言いながら。
3レースっていうのがどこかしら、みんなの中で「頑張るしかないか〜」って気持ちにさせてくれていたのかもしれませんね。




1レース目。
スタートが5分延期になり、仕切直しで5分前のホーンが鳴る頃には風が一気に落ち始めて。
「時間分かってる?」ってみんなの言葉に「このままの風やったらラインに行けるはず!」と答える僕。
でも、運命は本当に非情なものですね。スタートの時間になって、ライン間近で本当においおいなぜ?ってくらいに、ヨットが進まない。
「あと1艇身くらいかな?」っていってるままに、舵がいうこと聞かなくなり、そのまま風下に流されてしまって・・・。
「ライン超していたかな?」なんてことを言いながら、なんとかラインを超して(そのつもりで)、吹き始めた風を拾って前進。
微妙な風のままに、1マークを目指す。「もしかして、俺たちってビリ?」って呟きながらマークアプローチしたら、

ダントツの最下位で1マークを通過!

いや〜、記録ですよ、この無様な姿!
そしてその光景をコミッティボートから手を振りながら見送られ・・・。
「よし!、スピンアップ!」っていってマーク回航後、スピネーカーをアップしたら、見事なくらいの大失敗!(セールがねじれて、瓢箪状に・・・)

瓢箪、激写されまくりやで!なんておちゃらけるのが精一杯。そのまま2マークに向けてスピンでの帆走。
前との差もたいがいにひらいていたので、別に目標もなく、そのままマーク付近まで。
「2周が1周になってるっぽい!」
最初の風のなさが響いてか、コース短縮になったようです。フィニッシュラインを超しても、ゴールの「あかし」のホーンは鳴らず・・・。
「やっぱり、スタートできてなかったんや・・・」今回のレース規則では、スタート時間より5分以内にラインを超えていないと、
その時点でDNS(Do Not Start)と見なされるってこと。まあ、仕方ないよね。
小型艇の部(Bクラス)、15艇出場の中で、4艇がDNS。
みんなも、僕らと同じ運命だったのねって勝手に連帯感抱いちゃったりして???、レース後に聞いた、微風の時の鉄則・・・。

「風がないときはスターとラインから離れたらあかん!」

2レース目。
1レース終了後、しばらくしたら、突然の5分前コール。
もうちょっとなにか分かるようにしてくれたらええのに〜って文句良いながら、
(これはレース後に聞いたんだけど、この突然の5分前は結構クレームでてそうでした)
今回は1レース目に比べると、まだまだ風はあり(といっても3ノット程度でしょうが)、
1レース目の時とは違い、スタート3分くらい前からライン上で時間待ち状態。
ラインまでもう少しのところで微妙にバランスを取りながら位置しているのもあり、
MUGENさんに「あおってあげようかな〜」って笑い混じりでいわれたり。
「もうちょっとあとにしてもらえませんか?」って僕が返すと、うちのメンバーは「その返しは反則や!」って爆笑で・・・。
まあ、そんな感じで、ジャストスタートが切れました。なかなか良い感じ。とりあえず今日は風位がドンドンと変化する一日で、
最初の風のままだとかなり良いポジションになれそうだったんだけど、だんだんと風位が変わるにつれて、良いポジションのはずがちょっと悪くなったり。
でもまあ、1レース目に比べると、まだまだ良い感じでの1マーク回航。「よし!、スピンアップや!」っていって、
これがまた今回はバッチリと決まって、なかなか良い感じでの帆走。2マークに向けて、決して得意と言い切れない風ながら、ポジションをキープ!
2マーク回航時に良い感じで回航ができたので、それだけで2艇か3艇分抜けるだけのポジションどりができた!、
これは舵を切る僕からするとめっちゃうれしいこと!
ただ、風位が変わって、2マーク回航後、1マークまでは方向転換無しでいけてしまい、これにはちょっと残念って感じですね。
せっかく良い感じになってるだけに勝負ができたら・・・。1マークを最後回航するときにトラブル発生!

「スピンバックがない」

マーク回航後にスピネーカーを収納するバックが無くなってることに気がつく。
アップするまではあったわけで、アップしているときに湖面に堕ちたのでは???
「ヨット備品って基本的に何でも高いから、手作りでバックつくる?」とかいいながら・・・。
最後の2マークまではしっかりと走らせて、順位を落とすことなくフィニッシュ!
Bクラス、15艇中、完走は11艇(やはりこのレースでも1レース目と同じことが発生!)、
我々はフィニッシュ11艇中、7位ってことになりました。なかなか感触の良かったレースですね。
スピンのシェイプに関してもどう作るのが良いかをずっと話していたんだけど、かなり良い感じになってきてますし・・・。

3レースの予定だったんだけど、2レース終了時点で14時前。
「今日は2レースで終了になりました!」と本部艇から指示があり、我々もハーバーへ戻ることにしまして。
ハーバーに戻って後片付けをして、今日はアフターパーティがあります。
今回のシリーズのパーティはお料理がしっかりとしてまして、かなり豪勢なお料理が出ます。
ヨットオーナーさんの中にシェフのかたがいらっしゃるとかそうでないとか?
今回は豚トロやら、牛肉やら、松茸やら、アワビやら、アサリ汁やら、本当に贅沢なパーティになりました。
雨が本降りになる中、クラブハウス前にビニールシートを屋根代わりにして張り巡らして、
しっかりと準備をされていたハーバーの方々には本当に感謝ですね。

しかし、今回Aクラス1位、そして総合でも1位を取られた艇は本当に速かった。
いったいどこにそこまでの技術がつくヒントがあるのか教えてもらいたいくらいです。
ハーバーでは我々のように全員が30歳代前半っていうようなチームはまずありません。
逆に皆さん、良い年齢でクルーの中に若い方もいるけどって感じ。
しっかりと乗り込んで、スキルアップしているんでしょうね〜。
我々は総合17位、同じサイズの艇で3位になられているかたもいらっしゃいます。
いったいどこにその強さがあるの?って教えてもらいたいくらいです。
でもまあ、そう思えるうちはまだまだのばす「のびしろ」があるっていうことで、
今後に期待しようっと思うことにしてるんですけどね・・・。



★昔の僕はこんな日々を送っておりました!★

2005年09月30日(金) なんでやねん!
2004年09月30日(木) なにげに一服・・・
2003年09月30日(火) 第一章、終結、そして第二章・・・
2002年09月30日(月) 回帰



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