'ゃッぱ・頭、変っすか。
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2006年03月18日(土) |
[ さざんくろす ] |
『サザンクロス』(1999)原題:Southern Cross(1998) パトリシア・コーンウェル著、相原真理子訳 講談社文庫1999.8.15
◆内容(「BOOK」データベースより) 「大人の犯罪を犯す子供はもはや子供ではない」凶悪化する少年犯罪に警察は市民に宣言した。 バージニア州リッチモンド―古い歴史を誇るこの町もいまや殺人発生率全米第二位。 不名誉な状況を改善すべく市は女性警察署長ハマーを迎えた。 P・コーンウェルが『スズメバチの巣』に続いて放つ白熱の警察小説第二弾。
◆感読後感想文、 『サザンクロス』:Southern Cross サザンクロスは、あの南半球の夜空に観測できる、ロマンチックに輝く星座・『南十字星・サザンクロス』ではない、 それは米国南部、嘗ての南部連合軍首都、バージニア州リッチモンドを舞台とする物語を象徴する、 南北戦争時代の南部連合国の旗を指す・『Southern Cross』である。
Kay Scarpetta、検屍官シリーズを少し離れて読んでみました。 っといっても、登場人物の設定は、(ハマー・警察署長、がNIJ (National Institute of Justice)付けの仕事でRichmond, Virginiaに署長として赴任し、補佐役にウエスト、 そして、記者から巡査に移管したアンディー・ブラジルを伴なって物語りは展開する)前作からの継繍するのです。
今作は、警察ものの犯罪捜査やスリラーの趣きはややあるものの、手法は大いに異なり、女性検屍官がストーリーを主導して事件を解決するスリラー小説とは随分ちがうものでした。 (パトリシア・コーンウェル作品としては、従来の場面転換の頻繁なところや、人物描写や情景の細やかさは読者にそれとわからせるものでした) そして、物語終盤 主トリオが事件の解決のひもを収束させるがごとく、カーニバルの場面へと展開し、 感情移入したくなってしまう“かっこいい・A,ブラジル巡査と幼少ギャングの手先化された個性的な幼犯罪者が更正していってしまう… ... 結局、また睡眠不足もかえりみず、ラストまで読みほしちゃいました。
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