NONBIRI My Life

2005年05月02日(月) キュウちゃん

やっちゃんは、無事に退院しました。
血圧が高いことを発見されて、今、検査中です。
身体に機械をとりつけて、1時間ごとに血圧を測るというモノ。
測定タイムが近づくと、腕を伸ばしていちいちスタンバイするやっちゃん。
これって、そういう検査なのかなぁ?
真面目なやっちゃんだ。

やっちゃんが入院している後半の二日間、実家に行きました。
金曜日と土曜日、泊まりました。
みーちゃんを母に預けて、私は実家と病院を往復。
ご飯を作るのがイヤになったので、母に甘えに行きました。

実家に着くと、犬のキュウちゃんがいませんでした。
母に聞くと、先週の土曜日に亡くなった、と言いました。
泣く私。
「キュウちゃんかわいそう」「ママが泣いている」と
くり返し言うみーちゃん。

朝、母の顔を寂しげにながめていたそうです。
午後に兄ファミリーがやってきて、
動かなくなったキュウちゃんを発見したそうだ。
みーちゃんのいとこのたっくんたちが、いっぱい泣いたそうです。
母は「こんな悲しいことはわざわざ知らせることはない」と思って、
私にも姉にも電話しなかったと言いました。

キュウちゃんは、私が独身時代にかわいがっていた犬。
私が結婚してからは父が世話をしていた。
みーちゃんが水疱瘡の時に一度、実家に帰って、
そのとき、私が一緒に散歩したのが、
キュウちゃんの最後の散歩だったよ、と父が言った。

亡くなってから一週間も知らなかった。
「虫のしらせ」もなかったなぁ。
結婚してから、私の心はキュウちゃんからはなれてしまっていたから、
一週間って、それは遠くなってしまった私の心との距離みたいだ。

日曜日、姉ファミリーが実家にやってきた。
私は時差なしで悲しみをわかちあおう、と思い義兄に聞いてみる。
「キュウちゃんが亡くなったの知ってた?」
すると意外な返事。
「うん、知っているよ。亡くなってすぐにお義母さんから電話がきた。」
私「・・・え?」
私「ちょっとー、お母さん、何で私にだけ知らせてくれないの?」
母「おかあさん、みさちゃん(姉)に電話したっけ?」
一週間前のことを忘れている母でした。

実家の縁側から庭を見ると、まだキュウちゃんがいるみたい。
犬小屋の横から、植木のかげから、
こっちをのぞいてシッポをふっているみたい。


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