アイ ナンカ イラナイ。
夏野 空の日記

2010年11月14日(日) 春まで

一昨年くらい前からだろうか。
私は業界の閑散期・繁忙期に合わせて、
半年遊んで半年稼ぐ、という仕事の仕方をしている。

一年のうち半年は主婦時々パート、半年は会社員、な生活。

春から秋口までの閑散期は主婦業にほぼ全力投球しつつ遊び、
秋口から年度末までの繁忙期は主婦業そっちのけで会社員、である。
もちろん、会社員である間も遊ぶのであるが。

今年の閑散期には、色々とやりたいことがあったはずであった。
やれ「着付けを習いたい」
やれ「三味線を習いたい」
やれ「英会話を習いたい」
やれ「手話を身につけたい」

やりたいことがてんこ盛りであった。
が、やりたいことがあり過ぎてポイントが絞れなかったせいなのか、
そもそも飽きっぽい性格が災いしたのか、今年はどれにも手をつけられなかった。
いや、まとまった時間があると「明日からやればいいやぁ」という気になってしまう
元来の不精な性格に起因しているに間違いないのだが。
ただ、計画外に、酒の肴作りに関しては、その品数が随分と増えた。

ゆるく飲みながら料理をつつきつつ、三味線の音など聞きたい、という楽しみのうち、
一つは達成したことになるのであろうか。


今年もまた先日より会社勤めに出始めている。
出社した朝からいきなりデスクで作業に入ったため、他部署への挨拶が行き届かず、
社内で知った方に呼び止められて「久しぶりだね、今なにやってるの?」と
問いかけられ、「先日よりコチラで働いてます」などという会話をしたり。
あるいは打ち合わせに出席したところ、「もうそんな時期?」と驚かれたり。


これから年末、年度末に向けて、何だかんだと忙しくなってしまうなぁ、という
焦りもあり、先月、先々月あたりは人との出会いに貪欲になっていた。
人と時間を共有することに貪欲になっていた。
少しくらい無理があっても、あるいは強引であっても、その欲を突き通していた。

人と対峙する時、私は自分の直感を信じる方である。
と言うより、そもそも私は直感で生きている生物なのであろう。
自分でも呆れるほど頑なに、自分の直感に従っている。


この半年、ここまでのところ、どうやら私の直感は外れてはいないようである。

ならば、このまま春まで。

春までこのまま。

春まで疾走。

    



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