出向コージ苑

2006年08月25日(金) セルビア(4)

朝食はホテルで。
客室の様子、接客態度のよさから、
かなり期待して行ったのだが、
残念ながらコーヒー用のミルクが悪くなっていた。

予定より少し早めに出て、
ミハイル公通りのカフェで仕切りなおし。
がっつり濃い目のエスプレッソが目を覚ましてくれた。

それにしても、セルビアはトルココーヒー圏だと思っていたが、
案外イタリア式を出すところも多かった。
時代のせいかしら。
喫茶店をやっている両親へのお土産に、と目論んでいた
トルココーヒーセットも見当たらず、ちょっと残念。
やっぱりボスニアまで行かなきゃだめなのかな…
(素直にトルコに行けという話)

※※※※※

ベオグラードに赴任している、
夫の先輩にご挨拶するべく、
1時間ほど歩いてその職場へ。
橋の向こうは新市街になっており、
背の高いオフィスビルや団地が立ち並んでいる。
同じようなスタイルの建物の林の中で見事に迷い、
先方に電話で泣きついてナビをもらい、
やっとのことで到着。
昼食をご一緒して、お互いの国について色々とお話した。

帰りもまた徒歩で橋をわたり、
何か買い物でもしてやろうと、
ミハイル公通りを北端からせめる。

が、いわゆる「お土産の店」がほとんど無く、
またもやコーヒーを飲んだだけで退散した。
思うに、観光産業はまだこれからという段階にあるのかも。

「モンテネグロが独立して海がなくなっちゃいましたし、
観光資源と言っても何があるのかなあ…」

とは夫の先輩の言葉。
ちょっと悲しい響きがあった。

※※※※※

夕食時、折悪しく土砂降りの雨。
歩いてすぐのマ○ドでお持ち帰り。
昨日買っておいた缶ビールと一緒にもぐもぐやっていたら、
夫から電話があった。

「今日はTさんちで夕食だったの〜。それがもうおいしくt」


切ってやった。


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