きみのための水になりたいんだ。


ずっとずっと“あの人”の空気になりたいとおもってた。

空気みたいな関係、なんかじゃなくて

一瞬でもなくなれば違和感を感じてしまうような

すぐに命に関わるような

そんな強い存在になれたらぃぃのにって

そう、おもってた。


今あたしは、彼のための水になりたい。


常に肌身離さず必ずなくちゃならないわけじゃなくたって

でも

やっぱり生きるためにはなくちゃならない存在で。

どんなに渇いてもでも干乾びたりさせない

どんなに化膿した傷も汚れも洗い流すことができて

心にも体にも

肝心なときにはなにより必要になるもの。

冷えた体を温めて包んであげることも

煮えたぎるような熱を下げることだってできるのよ。

すぐに殺してしまうことだってできる空気なんかじゃなくてね

必要とされるときに

いろんなカタチになって生かしてあげられる水に

そんな絶対的に欲する必要不可欠な存在に

そんな存在に

あたしはなりたいとおもう。

2006年08月27日(日)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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