昔読んだ本の中で、「私が夢に出て来て欲しいと望むような人は、それを断固として拒否できるだけの意思を持っているのだろう」というような一文を(確か糸井重里さんが)書かれていた、ということをふと思い出したのは、実在する誰かさんが夢の中に登場して、それはそれでまあ構わないのだけれど、「でも今会いたいのは貴方じゃないのよねえ」と寝惚けつつ考えてしまって、それはちょっと酷い、と反省したからなのでした。 確かに、こちらがどんな形でもいいから一目お会いしたいものだと思うような人には、例え自分の夢の中であろうともなかなか巡り合えないもので、私の潜在意識なるものは、そんなわがままを簡単には叶えようとしないだけ、案外と自制心に富んでいるのかもしれません。 *** ちなみに、先の一文は『夢で会いましょう』に出てくるものでした……と確認したので一口メモ。 |