『ヘビゴンザレス(仮)の観察日記』

2002年05月20日(月) 「ハクナ・マタタ」


学校から帰って来た私が、いつものように、ヘビゴンザレス(仮)に訊きました。
「今日は何してたの?」
すると、ヘビゴンザレス(仮)は。
「ハクナ・マタタ。ハクナ・マタタしてたよ」

"……何してたんだろう?"
と思いつつも、まあ、気にしないでおきました。

ところが。

その後、夕飯を作り、
一緒に食べているときにも、
一緒に映画を見ているときにも。
お風呂に入っているときにも、
歯を磨いているときでさえ。

「ハクナ・マタタだよ」。
「ハクナ・マタタだもん」。
「ハクナ・マタタだから」。
「ハフナ・ハハハにゃほ」。

……この言葉ばかりを口にして、ほかのことを語ろうとしません。

どうやら、ヘビゴンザレス(仮)は、
"『ライオンキング』をもう一度観に行きたい!"
ということを、暗に訴えているようなのです。

分かった分かった。
また観に行こうね、約束するよ。
だから、お願い。
「プンヴァ」とか叫んで、耳引っ張って私に乗ろうとか暴挙に出ないこと。
特にいま、エアプレインで思いっきし打ち付けた腰がすっごく痛いから。


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武者小路麗香 [MAIL] [HOMEPAGE]

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