私としてはそれほどパソコンにのめりこんでいた訳でもないし今ほど使える編集機器ではなかったため、ゲーム機以外の用途を認められずにいた認識をどうにか改めようと画策するタケダの呪術にまたもやはまってしまった私(笑)。
友さんの影響でMacのユーザーとなったタケダの賛辞が事あるごとに耳につくようになって、余分な資金もあるせいか、つい電気屋に行って衝動買いをしてしまったのがPerforma520だったように思う。17万円くらいしたように思うが、当時としては破格に安かったモデルだ。まだWindowsが未完成でMS-DOSのはしりでしかなかった頃のことなので、多少心得のあるタケダにとってMacのシステムのシンプルさにはえらく感銘を受けたようだ。
それと同時にニフティーサーブのIDを取得してタケダの家でチャットを楽しんだりもしていた。今でこそネットが普及して普通にコミュニケーションのツールと認識されているが、当時は全くもってオタクの遊び場然としていたように思う(笑)。どうもタケダはそういったことは気にしない性質で自分が楽しければそれでいいという人間だ。誘われた私もIDを取得したが、チャットのような不特定多数の人間が集まる場所は嫌いだし、おまけに相手の顔も見えないツールを喜んで使うわけも無く、月に210円だったかのID分の課金を延々繰り返しただけで有効に使った覚えは全くない。確かにタケダのやっているものを横から覗いている分には楽しかったが、私としては彼の購入した三国志のゲームのほうが興味があったわけだ(笑)。
このように今後もタケダが私のトレンドリーダー(笑)になっていくわけだが、そのうちそれが周さんに変わっていくのである。それは単に会って話をする回数に比例していただけだと思うが、タケダと仲の良かったこの頃はまだ周さんとは疎遠で、周さんと仲良くなったと思ったらタケダが失踪中と、この2人と同時に過ごした思い出は高校卒業以後は皆無といってよかった。私としてはどちらも私に対して非常に影響力のある人間だと思っている。あまり相容れない感じの2人だが、いずれの性格も生き方も選択した手段も私は容認できるし、余り考えたことはないのだが、私は彼ら2人を男として尊敬していると思う。それはまあこの後の日記で書くことにしますか。
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