デイドリーム ビリーバー
INDEXpastwill

2002年02月07日(木) レンラク

彼と連絡がとれない。

いつもだったら、先に起きた方が、おはようメールして
その後も数通は、メールのやり取りがあるのに。


事故?

これを考え出すと、とまらない。
ぐるぐるぐるぐる。
やばい。

そんなふうにぐるぐるしていたら、昼過ぎに1通だけきた。
「仕事休んだ。具合悪いので、病院いきます」
って、それだけ。
いつもなら、ついているはずのエロネタがない。
こんな事務的なのは、はじめて。

本当に具合悪いのかも。

そういえば、このあいだ
彼、頭打ったんです。結構はげしく。
「あとで急に倒れる人いるんだよ。病院いきなよ」って言ったら
「あー、俺もう死ぬわー。ばいばーい」って、笑っていた。


午後、あまりコウルサイのもなぁと思って
「しんどかったら“無事”のひとことでもいいから、メールください」
って送ったけど、やっぱりなしのつぶて。
電話もつながらない。


彼が倒れたとして、
意識不明だったり、死んじゃったりしたとして
その連絡は、私にくるんだろうか。

彼の家族は、まだ、彼女とつきあっていると思っているから
彼女のところには連絡がいくかもしれない。
わたしの知らないうちにお葬式とかされちゃって
彼女、泣いちゃうのかな。

たいしたことなくて、ただ寝ているだけかもしれないけど。
いつものお決まりの妄想かもしれないけど


彼は無事ですか?
誰か教えてください。



さっき、5分ぐらい、うとうとして、変な夢を見た。

夢の中で、もうひとつ夢を見ていた。

それは、彼がまだ彼女とつきあっていて
彼とわたしがキスしてしまう直前の

本当にただの友達同士だった、ふたりで遊んだ最後の夜。


車で送ってくれた彼が、
「家の前まで送る」って言って
車から家までのたかが数メートルの距離を、歩いて
家の前についてからも、まだくだらないおしゃべりを続けていて

でもやっぱり帰る時間はきて

「じゃあ」って言って、彼が車に向かって歩き出した
そのシャツの裾を

一瞬つかみかけて

少し振り向いた彼に

「ゴミ、ついてた」

ってウソついて笑って

「サンキュ」

って彼も笑って

ただ、それだけの
今まですっかり忘れていたできごと。


夢の中のわたしは、
指先にシャツの感触を感じながら目覚めて

「なんか夢見てたなあ」って

「夢の中で、すごく好きな人がいたんだけどなあ」って

思っていた。



…彼だよ。

それ、彼だよ。
忘れんなよ、バカ。

今これを書いていても、涙がぼろぼろこぼれてとまらない。

さっき
「もう少し起きてるから、何時でもいいから気付いたらメールください」
って送ったけど、やっぱり返事はこない。

全部夢だったような気すらしてくる。



彼は無事ですか?

無事だったら
彼が幸せに生きていけるんなら

別に彼女のとこに行っちゃってもいいです。
わたしなんか、ポイしてくれちゃっていいです。

だからレンラクください。
無事だって言ってください。


INDEXpastwill
MAIL